blog 痛みが怖い方へ。歯周病の最新治療「レーザー治療」とは?
2025.08.22
こんにちは。矢巾町の歯医者、エストエストデンタルケア院長の大森巧です。
「歯ぐきから血が出る」「歯がグラグラする」「口臭が気になる」といったお悩みはありませんか?これらは歯周病の代表的なサインです。
歯周病は、日本人の成人の約8割が罹患していると言われるほど身近な病気ですが、「歯医者での治療は痛くて怖い」「なかなか治らない」といったイメージから、治療をためらってしまう方も少なくありません。
しかし、歯科医療は日々進化しており、歯周病の治療法もより効果的で、患者様の負担を減らせるものが登場しています。
この記事では、歯周病の最新治療の一つであるレーザー治療を中心に、従来の治療法との違いや、当院がどのようにして患者様の健康をサポートしているのかについて、分かりやすくご説明します。
従来の歯周病治療と最新の「レーザー治療」の違い
従来の歯周病治療では、歯石を除去するために専用の器具を使ったり、歯ぐきを切開したりすることがありました。しかし、最新のレーザー治療では、レーザーの光エネルギーを利用することで、より患者様の負担を減らした治療が可能になっています。
レーザー治療のメリット
- 痛みが少ない
- 出血が少ない
- 治癒が早い
- 身体への負担が少ない
レーザーには麻酔効果があるため、従来の治療に比べて痛みを抑えられます。
レーザーで歯ぐきの組織を蒸散させるため、出血がほとんどありません。
レーザーの殺菌・滅菌効果により、傷の治りが早くなります。
高い殺菌力があるため、抗生物質を使いすぎることなく、治療を進められます。
当院で導入している最新の歯周病治療「ブルーラジカル」とは?
当院では、最新の歯周病治療であるブルーラジカルを導入しています。これは、レーザーと光感受性ジェルを組み合わせた、光殺菌治療の一つです。
歯周ポケットにジェルを注入し、特定の波長の光(ブルーラジカル)を照射することで、歯周病菌を効率的に殺菌することができます。
この治療法は、歯周病の進行を抑え、歯周組織の再生を促す効果が期待できます。従来の治療と組み合わせて行うことで、より良い治療結果を目指すことができます。
自分の「歯周病リスク」を知るための検査も重要です
歯周病の治療を進める上で、ご自身の口の中の状態を正確に知ることが非常に大切です。
当院では、最新の唾液検査装置「SiLL-Ha(シルハ)」を導入しています。たった数滴の唾液を採取するだけで、「むし歯菌の数」「歯周病菌の数」「口内環境のpH(酸性・アルカリ性)」「緩衝能(酸を中和する能力)」「タンパク質(歯周病や歯肉炎の原因)」などを、短時間で詳細に調べることができます。
この検査結果をもとに、患者様一人ひとりのリスクを把握し、より効果的な治療計画や予防方法をご提案します。
歯周病は予防が鍵!年齢を重ねても健康な歯を
歯周病は、加齢とともにリスクが高まる病気でもあります。しかし、適切なケアと定期的な検診を行うことで、予防や進行を遅らせることができます。
当院では、65歳以上の方を対象に、オーラルフレイル(お口の機能が衰えること)の予防やリハビリのために、口腔機能と衛生状態の検査を行っています。
もし、歯ぐきの腫れや出血が気になり始めたら、重症化する前にぜひ一度、当院にご相談ください。
「歯周病の治療は痛い、怖い」というイメージをお持ちの方も、最新のレーザー治療をはじめ、患者様の負担を減らすための様々な工夫をしておりますので、安心してご来院ください。
歯周病に関する不安や疑問は、どんな些細なことでも専門家である私たちにご相談ください。まずはお気軽に検診にお越しいただき、あなたのお悩みやご希望をじっくりお聞かせいただけませんか?
この記事は、エストエストデンタルケア院長 大森巧が監修しました。