periodontal_disease 歯周病治療
エストエストデンタルケアの歯周病への取り組み
歯周病は、多くの日本人がかかると言われている生活習慣病です。放っておくと全身疾患につながる可能性もあるため、決して甘く考えてはいけません。歯周病は歯周病菌が原因となる感染症です。感染症ですので、当然家族間で感染します。
歯周病が進行してしまうと、歯を失うだけでなく「誤嚥性肺炎、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、早産(低体重児)、痴呆症(アルツハイマー)」のリスクが高まる非常におそろしい疾患です。
当院では位相差顕微鏡での細菌検査、歯周病や虫歯のリスクを調べる唾液検査(シルハ)、歯周病悪玉菌遺伝子検査など様々な方法で歯周病検査をおこなっています。
現在日本では、歯周病患者が5,000万人いると言われています。そのうち860万人の方が歯周病治療を受けています。残りの4,000万人以上の方は未治療で毎日を過ごされています。
なぜでしょうか?
それは歯周病はむし歯と違い進行しないと痛みが出ないからです。
歯ぐきから出血する・歯が浮いたような感じがするのは歯周病のサインです。進行してしまうと歯周外科治療や抜歯を選択しないといけません。また、現代の研究で歯周病はあらゆる生活習慣病の起因となっていると証明されています。
エストエストデンタルケアは歯(口腔)だけではなく全身の健康を守ることをポリシーとしています。
歯周病のほとんどが歯周病菌由来で起こります。
当院では歯周病菌をターゲットに患者様に適したエビデンスのある歯周病治療を提供しています。
従来の保険診療での歯周病治療はもちろんのこと、最新のブルーラジカル治療や全身への細菌の侵入を防ぐ歯原性菌血症のための治療などを駆使して歯周病治療に取り組んでいますので、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。安心して治療を受けていただけるよう、優しく丁寧な対応を心がけております。
院長 大森巧
エストエストデンタルケアの歯周病治療
特徴1歯周病治療の豊富な経験があります
当院の院長は、これまで10年以上にわたって歯周病治療に携わり、多様な症例を診てきました。歯周外科手術や再生療法をはじめとした、高度な治療も行っておりますが、できるだけ痛くなく患者様に負担が少ないような治療を提案しております。
さまざまな選択肢をご提案できるので、重度の歯周病でお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
また、当院の歯周病治療の特徴は「治療を始める前の段階」にもあります。初めに必ずカウンセリングを実施し、お口の状態やリスクを説明した上で治療をスタートさせています。納得いただかないままで治療に入ることはありませんので、どうぞご安心ください。
特徴2歯原性菌血症予防の治療を行っております
当院では国際歯周内科研究会のマニュアルに沿って歯原性菌血症予防の治療(悪玉菌除菌治療)を行っております。歯原性菌血症予防の治療は痛みなく、菌の除菌を内科的に治す治療です。
歯原性菌血症とは口腔内悪玉菌が歯茎の炎症部やむし歯の大きなところから体の中(主に毛細血管からの侵入)に悪玉菌が侵入し、体のいたるところに転移し全身の疾病を引き起こすことです。
除菌治療は歯周病やむし歯の治療時安全に治療するために効果があるだけでなく、歯周病の原因と言われる歯周病菌も除菌することができます。
除菌治療内容
- 抗生物質の服用
- 抗カビ歯磨剤を用いてのブラッシング
- 全顎デブライドメント
- リアルタイムPCR検査
※歯原性菌血症予防の治療(除菌治療)は保険適応外治療です。検査:¥20,000〜
歯周病は細菌による感染症なので、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)という処置を行っても、お口の細菌の活動が強い方、細菌数が多い方は再感染してしまいます。
そのような方には歯周病治療前の悪玉菌除菌治療を勧めております。
特徴3歯周内科治療に特化している
従来の歯周病治療は、歯ブラシで歯の表面の細菌数を減らし、歯石を取る治療が主で、歯周病が中等度以上に進行している場合、外科的な処置が主流でした。
それに対して歯周内科治療は、歯周病の原因菌を、薬を使用して除菌する、新しい治療法です。従来の治療法と比較すると、患者さんの苦痛が少なくて済むのが特徴です。
- 位相差顕微鏡による口腔内の菌を確認
- 細菌の除去に適した薬剤の内服
- カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
- 除菌後の徹底した歯石除去
このような手順を基に、薬を使って治療していきます。
特徴4すべての患者様に位相差顕微鏡検査を実施
当院ではほぼすべての患者様に位相差顕微鏡を用いて細菌検査を行います。
程度にもよりますが、ページ上部の動画のような細菌が見られます。
歯周ポケット、レントゲン、細菌の種類活動性の3つの検査から現在の歯周病の状態、今後のリスクについてご説明します。
※位相差顕微鏡検査は費用はいただいておりません。
特徴5リアルタイムPCR検査の認定歯科医院です。
歯原性菌血症予防のための治療(悪玉菌除菌治療)を行うには、原因となっている細菌を特定する必要があります。お口の中にはおよそ900種類の細菌が存在すると言われていますが、その中でも数種類の歯周病菌が重度の歯周炎に最も影響を及ぼしています。それらの菌(レッドコンプレックス)を特定するためにDNA検査を行う必要があります。
なお当院はマイクロエグザム社の認定を受けている検査機関になっております。
新時代の歯周病治療 ~歯周病治療は次のステージへ~
重度歯周病でお悩みの方へ朗報です!
エストエストデンタルケアでは、世界初の歯周病治療器「ブルーラジカル」を導入いたしました。 ブルーラジカルは、従来の治療法では届かなかった歯周ポケット奥深くに生息する歯周病菌をはじめとする悪玉菌を99.99%殺菌できる画期的な治療法です。
ブルーラジカルとは?
ブルーラジカルとは、光感受性物質とレーザーを組み合わせることで、歯周ポケット内で活性酸素を発生させ、細菌を死滅させる方法です。これにより重度歯周病治療などでおこなわれる外科治療を回避できる可能性があります。 以下に一つでも該当する当する方は重度歯周病かもしれません。
- 「重度歯周病で抜歯が必要」と言われた
- どんどん歯が抜けていくのをなんとかしたい
- 「歯周病の外科手術が必要」と言われた
- 歯ぐきから出血する・膿が出る
- 歯がぐらぐらする
- 口臭がある
諦めずに、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
重度歯周病は、大きな手術をしなくても治せる時代です。
ブルーラジカルのメカニズム
1.歯周ポケットに光感受性物質を注入します。
2.レーザーを照射し、光感受性物質を活性化させます。
3.活性酸素が発生し、歯周病菌を死滅させます。
4.歯周組織の再生を促進し、健康な状態へと導きます。
従来の歯周病治療との違い
従来の歯周病治療

従来の歯周病治療
重度になると口腔内細菌が存在する歯石の取り残しが増え、治癒が難しくなります。取り残した部分には、抗菌薬の投与といった副作用を伴う化学療法が必要になります。

超音波振動 + ラジカル殺菌
過酸化水素とレーザー照射によるラジカル殺菌技術により、虫歯菌、歯周病を引き起こす口腔殺菌を99.99%殺菌します。人体に影響はありません。
引用元:Luke株式会社(https://luke-br.com/)
ブルーラジカルには、他にも以下のような特徴があります。
- 歯周ポケットの奥深くまで殺菌できる
- バイオフィルム内部の殺菌が可能
- 薬剤を使わないので副作用が少ない
- 薬剤耐性菌が発生しない
- 痛みや腫れを短期間で抑えられる
- 治療回数が少ない
- 歯周組織の再生を促進する効果が高い
ブルーラジカル治療の流れ
初回:カウンセリング・精密検査
現在の口腔内状況・歯周病進行状況を確認させていただきます。
そのために精密検査(歯周精密検査、位相差顕微鏡による細菌検査、レントゲン、必要であればCT、口腔内写真撮影)を行い、カウンセリングを実施します。
2回目:ブルーラジカル治療
患部に麻酔を行い、ブルーラジカル治療を行います。
1歯あたり約5分程度の施術時間となります。
術後の痛みのケアのために痛み止めを処方します。
3回目:術後経過確認
2週間~1か月の間に術後の経過確認を行います。
その際にレントゲンや口腔内写真を撮ります。
ブルーラジカル治療の料金
カウンセリング・精密検査 | 33,000円(税込) |
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ブルーラジカル治療 | 1歯16,500円(税込) 同時施術の場合2歯目から11,000円(税込) 1日最大7歯までの同時施術となります。 |
2回目以降のブルーラジカル治療 | 1歯11,000円(税込) |
※ブルーラジカル治療は1回の施術で効果が永久に持続する治療ではありません。
患者様それぞれの状況によって半年~1年で再度ブルーラジカル治療が必要になる場合があります。
ブルーラジカルで、健康な歯ぐきを取り戻しましょう!
ブルーラジカルは、歯周病でお悩みの方にとって、大きな希望となる治療法です。
歯周病治療でお悩みの方は、お気軽にエストエストデンタルケアにご相談ください。
歯周内科治療、歯周病治療(保険)の流れ
歯周病の検査
歯周ポケット検査、レントゲン、位相差顕微鏡で、歯周病の進行度合いを調べます。
治療計画の説明
歯周病が今現在どんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
歯周内科治療or歯周治療
リアルタイムPCR検査を行い、検査結果をもとに歯周内科治療を開始します。
通常の歯周治療の場合はスケーリング、ルートプレーニングを行います。
治療後の再検査
歯周治療が終了した後に、治療効果を確認するための再検査を行います。
治療後について
歯周治療後で最も大事なことが定期的な歯医者でのクリーニングです。
こちらをしないと結局は菌が増えてしまいます。
また、歯周病は再感染することもありますのでなるべく早めに治すために歯医者さんへ通いましょう。
歯周内科はお口の中が清潔であればあるほど再感染するリスクは減ります。
そのために毎日の歯磨きや定期的な歯医者でのメンテナンスが重要になります。