infection 当院の感染予防対策について

院内感染防止のために行なっている取り組み

  1. マスク、ゴーグルの着用の徹底
  2. 患者様ごとのグローブ交換
  3. エプロン、うがい用コップ、診察器具などできる限りのディスポーザブル化
  4. 全診療台への口腔外バキューム設置。エアロゾル飛沫感染防止
  5. タービンやコントラなどのハンドピース類を患者様ごとに滅菌、交換
  6. 診察台などの診療スペースの患者様ごとに徹底消毒
  7. スタッフの手洗いと手指消毒の徹底
  8. 空気自動換気システムの設置(エアコンをつけていても常時換気されてます。)
  9. 診察台水回路に除菌システムの設置し、治療で使う水やうがいする水の除菌
  10. 診療スペース空間がの個室化
  11. 滅菌、消毒専用の滅菌室完備、滅菌消毒専任スタッフを採用
  12. 世界基準となる消毒滅菌器機を完備 ※ヨーロッパ規格に準拠したクラスBオートクレーブ、国際規格に準拠した高性能洗浄機(ウォッシュディスインフェクター)完備

国際規格に準拠した高性能洗浄機と高圧蒸気滅菌器

ウォッシュディスインフェクター

ウォッシュディスインフェクター

ミーレジェットウォッシャーは国際規格(ISO15883)に準拠した高性能洗浄機で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。

90℃5分の熱水洗浄消毒でB型肝炎ウイルスなど熱誠病原体も不活性化します。

クラスB準拠オートクレーブ

クラスB準拠オートクレーブ

ユヤマクレーブC501Bはヨーロッパ規格EN13060で『あらゆる器具等を完全に滅菌できる』最高水準のクラスB準拠のオートクレーブです。オートクレーブにはグレードがN<S<Bと3つあり、タービンやハンドピースはクラスS以上の滅菌が必要です。

岩手県内は新型コロナウイルスの陽性患者が確認されたことにより、当院ではすでに市中感染が起きているものとして対策を取らせていただいております。
患者様においてはご迷惑や混乱をおかけすることもあるかと思いますが、院内感染を防止する最善策を取らせていただくことをご理解、ご協力お願いします。

院内空間除菌の作業風景

世界基準の感染予防対策について

日本すべての歯科医院が器具・器材の滅菌・消毒を義務付けられておりますが、滅菌・消毒の明確な基準は設けられておらず、個々の歯科医院に委ねられております。
当院では世界基準の滅菌・消毒対策をとっております。ご安心して治療を受けていただけます。

当院は「第二種歯科感染管理者」が在籍しております。

歯科治療はインプラントや歯周外科以外にも抜歯やスケーリングなど、出血を伴う治療が多い分野です。
そのため、患者の感染リスクだけでなく、歯科医療従事者の交差感染リスクが潜在しているといわれています。
また歯科治療器具や器材は特殊な形状のものが多く、洗浄をはじめ消毒、滅菌法など、適切な知識が必要です。

第二種歯科感染管理者は、歯科に特化した感染制御知識の習得を行っております。
そのため、歯科感染管理者が在籍している歯科医院は、患者様に安心して歯科治療を受けてもらうことができるとともに、働くスタッフにとっても安全な勤務環境を作り出すことができます。

日本・アジア口腔保険支援機構【JAOS】

歯科外来診療環境体制加算(外来環)の基準を満たしております。

歯科医院では、患者さんの体調や心理状況などによって、治療中に体調が悪くなった場合、適切に対応する現場対応力が必要になります。

そのため、AEDなどの医療機器を備えたり、連携している医療機関と密接に情報共有するなど、患者さんが安心して歯科医療を受けられるような体制を整えておく必要があります。 また、医療事故を未然に防ぐため、適切な研修を受けた常勤の歯科医師が配置されていなければなりません。

当院では、外来環によって定められた基準を満たし、安全な治療を提供することができる歯科医院となっております。

外来環で定められている基準の例

  • 医療安全対策にかかわる研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること
  • 歯科衛生士が1名以上配置されていること(非常勤であっても可)
  • 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること
  • 歯科診療にかかわる医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること etc..

詳しくはこちら

医療機関における院内感染

感染経路は以下が代表例です。  ※当院では以下のすべてにおいて感染対策しております。

  • 院内設備(歯科ユニットの水回路など)
  • 切削バーからの感染
  • 各種器具からの感染(ハンドピースなど)
  • 歯石を取り除く器具チップ
  • ピンセット、ミラー、外科器具
  • 手袋

歯科医院の実態

水道法では、細菌の数は「1ccに100個以下」と厳格に定められていますが、歯科設備を通過した水には、なんと平均で7万個弱の細菌が存在するのです。

この細菌を最大限に抑える為には、歯科治療水の除菌対策が必要になります。

当院では、ユニットチェアーの回路内の歯科治療水の除菌対策(バイオプロテクター)を行っております。

バイオプロテクターについて ~水からの感染対策~

『バイオプロテクター』は、水ラインを細菌から守る機械です。
デンタルユニット水に多数存在している細菌を最大限除菌するために、微小な電流を通す役割を果たします。

細菌繁殖時に生成するバイオフィルムの形成を阻止しますので、細菌に起因する管内面のヌメりや治療水の生臭さを解消する効果もあります。

ですので当院のユニットでうがいする水は飲んでも安全です。

当院で行っている対策


タービンなどのハンドピース/削るためのバーを患者毎に交換滅菌


グローブなどディスポーザブルできるものはすべてを患者毎に交換


ユニットチェアーの回路内の歯科治療水の除菌対策
※日本デンタルユニット内の水は米国基準の100〜2500倍もの細菌量です


ウォッシャーディスインフェクター
専用のタンパク質洗剤を使用し、人の手よりも綺麗に洗浄を行います。


歯科外来診療環境体制加算(外来環)の基準を満たしております。


感染対策に手が行き届くよう、歯科衛生士をはじめ感染対策の経験が豊富なスタッフが多数在籍

最善の治療を行うために

患者様には安心してすべて治療が終われるようスタッフ一同、最善の対応をとらせていただきます。
治療がスムーズに進むためには患者様自身の協力も必要になってきます。
ご不安なことは何なりとスタッフ、ドクターにご相談ください。一緒に問題を解決し治療していきましょう。